1番厳しくて、1番優しい仲間が福岡を離れました
福岡へ1人で出てきた時から16年
ずっと近くで支えてくれた仲間でした
いつも俺のことを自分のことのように心配して
きつくても、辛くても
いつも見守ってくれた仲間でした

俺の歌を褒めてくれました
最初から最後までずっと褒めてくれました
その言葉が
どれだけ俺を強くしてくれたか
その言葉にどれだけ救われたか

俺の悪いところを本気で叱ってくれました
繋がりが切れることの心配よりも
俺のことを考え、ちゃんと叱ってくれました
その言葉のおかげで、俺は今胸を張って仕事をしています

俺が心の底から、生きていることを楽しんで
無我夢中で駆け回った頃に
ずっとそばにいてくれた仲間でした
俺よりも俺のことを知っている仲間でした

この人がいなかったら
俺はきっとダメになっていたでしょう
そんな仲間が福岡を離れて
地元へ戻り
自分の新しい夢のために海外にいくのです

俺は淋しくてしょうがない
それは、怖さや不安

最後に仲間で集まってダラダラと話しました
他愛もない、いつもと何も変わらない
そんな時間でした
それを言うことは絶対に許されない
心からの淋しいと言う言葉は
最後まで伝えられませんでした

俺はバカだ
絶対言って欲しかったはずなのに
最後まで
ちゃんと「ありがとう」と「さよなら」を言えなかった
最後じゃない
でも、一つの本を読み終えた
それはきっと間違いじゃないと思う
その瞬間はもう二度とないんだから

何のための言葉なんだろうと
死ぬほど後悔しています

時間は無限ではありません
あなたにも、俺にも
そして、仲間にも
どんなに楽しい日々も
どんなに大事な人も
どんなに淋しい気持ちも
いつかは終わりがやってきます

その度に同じ気持ちに潰されて
同じ思いを吐き出しながら
朝になるまで泣いてきました
それでも人は生きていきます
まるで何もなかったかのように
また進み始めます
次の新しい本の表紙を開くんです

その先に
また同じ仲間と同じ時間を過ごせますようにと
願わずにはいられないのです
バカだと、子供だと、みっともないと
思われるかもしれません
これから先にもっと楽しいことがあるかもしれません
でも、あの時
どこまででも行ける気がしたあの瞬間
何一つ怖いものがなかったあの視界
いつまでも続くと信じきっていたバカな俺
その全部が、
何にも変えられないただ一つだけの青春なのです

苦しい時につい振り返ってしまう
かわりなんてあるわけがないのです

そんな
1番厳しくて、1番優しい仲間が福岡を離れました
それがただただ今は悲しいのです
今は淋しくてしょうがないんです

数えきれんくらいたくさんのこと
本当にありがとう
そして、またね
約束
またね。
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