赤と黒の広さ


赤と黒の空が

あなたの目に入り

キラキラと動き出すのを見てた


横顔と、風に揺れる髪


黒から紺への時間差で

真っ白に見える月は少し欠け

遠くの山も

松の林もただただ暗く、深く黒かった


波打ち際は白く泡立ち

冷たさを忘れたあなたは

ずっと真っ直ぐの線を見てた


大きな目、赤に映える肌


今か昔かの違いはね

真っ直ぐな気持ちが少しだけ

遠くを憶う

待つの、私もただただ歌う、歌うしかなかった


後ろから聞こえる、誰の声

向かって叫ぶ、私の声

真っ暗なまぶたの中で

深く鼓動が

止まらずに、止められず

それは息、行き、生きて


今か昔かの違いはね

真っ直ぐな気持ちが少しだけ

遠くを憶う

待つの、私もただただ歌う、歌うしかなかった


黒から紺への時間差で

真っ白に見える月は少し欠け

遠くの山も

松の林もただただ暗く、深く黒かった